ナースに多いお悩みランキング!

悩むナース 看護師の悩み

「ナースは悩みが多い職業」と言われてはいるものの、実際に働き、その悩みに直面してみると解決しようもないくらい深刻な問題も出てきます。ナースが最も大切にするべき相手は、同僚よりも上司よりもまずは患者さんです。しかし、あなた自身の悩みのせいで患者さんと正面から向き合えないなんて状況に陥っていませんか?
今回は、ナースの皆さんが日々「どのような悩みを抱いているのか」をランキング形式でご紹介し、「その悩みにどう向き合っているのか」の解決方法もご紹介します。

ナースの悩みランキングTOP5

ここでは、ナースの方が特に抱きやすい悩みをランキング形式で5つご紹介します。

1位 人間関係の悩み

第1位は人間関係の悩みです。ナースの方がなぜ人間関係の悩みを抱きやすいかというと、女性の多い職場であることが大きな理由です。昨年度のデータによると、ナースの女性の割合は94.2%。10人に1人男性ナースがいれば多い方ということです。
女性と言っても様々な性格の方がいますが、ナースは患者さんの命に関わる責任の大きな仕事。マイペースでおっとりしている方は少ない印象を受けます。確固たる意志を持ちながら、患者さんの命に向き合うナースの方が多いため、少しきつい言葉や態度を出して仕事に取り組む方もいます。また、急患対応を行う際は的確で簡潔な指示を周囲に伝えることが求められます。ナースの方にとって親切・丁寧な指導を行うことだけが良い人間関係の築き方ではありません。

人間関係の悩みの解決方法

では、ナースの方は人間関係の悩みを解決することはできないのでしょうか?いいえ、そんなことはありません。ナースの方でも人間関係の悩みをいつまでも抱えながら働く必要はないのです。
その際の解決方法として、まずは先輩や経営者(いじめを受けているナースよりも地位が高い上司)に相談をしてみましょう。誰が受け取っても悪意があると見なされれば、上司は「プリセプターを変える」、「部署異動」などの解決策を考えてくれます。
しかし、相談した上司すら話を取り合ってくれない場合は、転職を考えるのも一つの手です。人間関係が転職の原因であったとしても、看護師専用の転職サイトに登録すれば、転職コンサルタントの無料転職支援が受けられます。転職コンサルタントには前職でどんなつらい思いをしてきたのか素直に話しましょう。ナースは人間関係の悩みを抱く方が多いことから、そのサポート体制も十分に整っています。コンサルタントが人間関係の良好な職場を紹介してくれます。

2位 給与の悩み

続いては、給与がなかなか上がらないという悩みについてです。ナースは他職種に比べて初任給はよいと言われています。その理由は、夜勤や残業手当がつくからであり、日勤だけで働いているナースは他職種以上の初任給は出ません。
また、初任給が良い分、年数を積み重ねてもなかなか昇給しないという悩みを抱くナースの方も。勤続年数5年目のナースの方が1年目のナースの方と給料が変わらないなんて病院もざらにあります。

ナースの平均年収は519万円平均月収は35万円と言われています。あなたの年収は平均以上ですか?平均以下でしょうか?平均以下の方もご安心ください。実は給与の低さを解決する方法があるのです。

給与の悩みの解決方法

給与の悩みを解決するためには、労働条件を見直す職場を変えるしかありません。労働条件を見直すとは、例えば「これまで日勤のみの方が夜勤シフトに入る」、「非常勤から正看護師になる」などです。しかし、病院側の事情もあり労働条件を変更することができないことも。そのような場合は新たな職場を探すことをおすすめします。
「同期」「同じ科」そして「同じ働き方」をしていても、病院によって給与の差が生じています。同じ時間同じ業務を行うなら、少しでも給与の良い職場で働きたいですよね。

ナース、悩み

3位 労働環境の悩み

「給料には満足しているけれど、労働環境が過酷すぎる…」というナースの悲鳴もよく耳にします。夜勤明け2時間しか休憩が取れないまま、日勤に入るなんてこともざらにあるのではないでしょうか。いくら待遇がよくても、身体を壊してしまっては意味がありませんよね。
また、結婚や出産に際して、プライベートな時間との向き合い方が変わる方も多いと思います。旦那様の収入状況によっては以前のようにバリバリ仕事をしなくてもよい方もいるのではないでしょうか?

労働環境の悩みの解決方法

上記の悩みを抱えている方は、転職がおすすめです。労働環境を変えたい方の転職は大きく分けて2つあります。1つが病院以外に転職すること、もう1つが病院の勤務形態を変えることです。
病院以外への転職には、次のような仕事が該当します。

  • 訪問看護師
  • ツアーナース
  • 産業看護師
  • クリニック勤務
  • デイサービス勤務

病院で勤務形態を変えるということは、正看護師からパートやアルバイトなどの非常勤ナースとして働く方法が挙げられます。シフト制で自由な時間に働くことができること、残業や夜勤が少ないこと、委員会や勉強会への参加が強制されにくいことなどのメリットが挙げられます。

4位 スキルアップができない悩み

スキルアップがなかなかできず、苦労するナースの方も多いのではないでしょうか。これは給与の悩みと繋がるかもしれませんが、業務内容がマンネリ化し仕事へのモチベーションが上がらないと悩む方も多くいらっしゃいます。このような悩みに対処するためには、次の解決方法が挙げられます。

スキルアップの悩みの解決方法

まずは、資格を取得することです。ナースに人気の資格には専門看護師資格、認定看護師資格などが挙げられます。

専門看護師 患者さんまたは患者さんの家族対して適切なケアを行うための専門知識を得られる資格
認定看護師 高度な看護技術と知識を用いて、看護ケアの広がりと質の向上をはかることが期待できる資格

資格を取得する以外の方法では、転職する方法も一つの手です。転職後も病院で働きたいという方は指導やマネジメントもできる役職で転職すると更なるスキルアップが見込めます。また、看護師長や主任などの管理職は現在のその立場で勤務している方が退職しない限り就くことはできません。管理職を目指している方は現在の職場に勤めるよりも、転職した方が早く就けることもあるのです。
また、病院以外に転職するという方法もあります。ツアーナースや訪問看護師、産業看護師など、場所を変えてもナースは必要とされています。団体観光客や一般企業の方などこれまで接することのなかった方に向けて仕事を行うことで、視野が広がったりコミュニケーション能力が上がるなどのスキルアップが臨めます。

5位 病院や経営者との看護観の違いによる悩み

最後は病院や経営者との看護観の違いです。ナースとして働いてきた方なら、患者さんとの向き合い方、仕事で大切にしていることなどの看護観が形成されます。この看護観は人によって様々。しかし、働く上では看護観が軸となるのでこの軸が病院や経営者と同じでないと働く意義を見失ってしまうでしょう。

看護観の違いによる悩みの解決方法

看護観の違いは転職するしか方法がありません。病院の経営理念をパンフレットやコープレートサイトでチェックする他、転職コンサルタントから経営理念に基づいた働き方ができているかを聞いてみましょう。

まとめ

ナース

今、ナースが不足している病院や医療施設が増えています。そのため、経験が浅いナースの方も比較的転職しやすい環境にある、また、ナースに特化した転職市場が大きいため、転職に踏み切りやすくもあります。
悩み多きナースの皆さん。ご自身で「こうなりたい」というビジョンがある、あるいは「こう働きたい」という確固たる看護観を持っているならば転職は怖くありません。今抱いている悩みを解決するべく、これを機に転職に踏み切ってみてはいかがでしょうか?

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