2018年現在、75%以上の看護師が仕事に悩んでいるという調査結果が出ています。いったいどのような悩みを抱えているのでしょうか。今回は、看護師が抱える悩みをランキング形式でご紹介します。それぞれのお悩みの解決方法についても触れているのでぜひご覧ください。
看護師が抱える悩みランキング!
看護師が抱える悩みを多い順にランキング形式で紹介します。
第1位 人間関係の悩み
看護師は、医師や他部署など多くの方と関わり合いながら行動しています。さらに女性比率が高いため、人間関係に気を遣うことが自然と多くなってしまいます。
特に新卒のナースは人間関係で悩みがちです。新卒看護師の場合、プリセプターというマンツーマンで教育指導を行う先輩がついてくれます。頼れる先輩もいて心強いという印象を受けますが、このプリセプターとうまくいかず悩む新卒看護師が増加しているのです。
また、環境にも慣れてきたはずである3年目以降の看護師でさえ、上司や同期と上手くいかずに悩む事が多いようです。それだけ看護師という職業は人間関係が複雑で気を遣う職業なのです。
人間関係は業務効率化に影響します。看護師は一人で仕事を行うことは滅多になく、他の看護師や患者さんなど、誰かしらと関わりあいながら仕事をしています。そのため、人間関係が円滑に進まないことで業務スピードが遅くなってしまう可能性があります。
また、人間関係がうまくいかなければ本人の精神的ストレスにもつながってしまいます。患者さんとも自然な笑顔で接することができず、仕事自体が嫌になってしまうかもしれません。看護師の雰囲気が悪ければ、病院全体のイメージを下げてしまいかねませんよ。
お悩み「人間関係」の解決方法
人間関係の悩みを解決する方法は以下の記事で紹介しています。お悩みの方はぜひご覧ください。
⇒もう悩まない!看護師の人間関係の悩みは転職で解決!
第2位 給与が少ない
「初任給から給与額が全く上がらない」と悩んでいる看護師が多いです。看護師は、初任給は他業種に比べて良いと言われていますが、昇給スピードが遅くや昇給額も低いことが現実です。
看護師の給与は病院によって差があります。民間病院、公立病院、国立病院のような形態や病院を構える地域によっても差が出ています。現に東京と神奈川の平均月給は2万~3万円ほど差があります。隣の県でもここまで差があることを知ると、勤める場所も慎重に選ばなければなりませんね。
お悩み「給与が少ない」の解決方法
基本給をあげるのではなく、手当を増やすという方法があります。新たに資格を取得して支給される資格手当増やしましょう。
また、上司に直接掛け合って見るのも良いでしょう。あなたが辞められては困る人材であればなにかしらの対処をしてくれるはずです。
第3位 残業が多い
看護師は緊急入院など急に仕事が増えることがよくあります。そのため残業が発生しやすいです。
また、超高齢社会を迎えた日本では、患者さんの人数に看護師の人数が追い付いていないと言われています。どの病院でも看護師の不足は課題になっています。仕事量に対し人手が足りていなければ、残業が発生してしまいます。人材不足の面から残業がどうしても発生してしまう労働環境に悩んでいる看護師が多いです。
お悩み「残業が多い」の解決方法
残業を完璧に失くすことは難しいですが、減らすことは可能です。まずは今の勤務体制や業務分担を見直しましょう。効率が悪い部分はないか、無駄な部分はないか、など少しでもうまく業務が回るように調整を行ってください。
また、職場側に改善を訴えてみましょう。必ず残業が発生してしまう現状について改善するよう訴えてみてください。最近は世間的にも残業に厳しくなってきましたし、何か改善してもらえるかもしれません。
第4位 夜勤が辛い
看護師の職場は24時間体制で誰かが勤務していなければなりません。よって毎日ではないですが、月に数回は夜勤を行う必要があります。夜勤が多ければ生活リズムが乱れ、その後の予定も狂ってしまいますよね。しかし、看護師にとって夜勤は避けることができないため、悩んでいる人が多いようです。
お悩み「夜勤が辛い」の解決方法
夜勤が辛い人は「休日の過ごし方」と「食事」を見直しましょう。
まず休日は過度に睡眠を取りすぎないようにしましょう。生活リズムを崩しすぎないように睡眠時間を一定に保つことが大事です。また、夜勤でストレスがたまっている人も多いでしょうから、趣味に没頭するなどしてストレス解消をしましょう。
また、生活リズムの乱れは不健康につながります。食事の面から改善していくために、バランスの取れた食事を取りましょう。毎日コンビニで済ませてしまう人は要注意です。
第5位 家事・育児との両立ができない
夜勤・残業が増えれば、生活リズムは崩れ、家事・育児の時間もとれません。
遅い時間に帰って料理、掃除、洗濯など家事をこなすのは非常に負担が大きいです。
育児の面は子供が中学生~大学生くらいであれば問題はないと思いますが、保育園や小学校低学年の場合は寂しい思いをさせてしまうかもしれません。何より子供のそばにいられないことがママさんからしたら非常に辛いことですよね。
お悩み「家事・育児との両立ができない」の解決方法
家事・育児と仕事を両立させるためには家族の協力が不可欠です。帰りが遅くなってしまう日は家族に家事をお願いしましょう。
小さい子供がいる場合は実家や友人に預けるなど周囲への協力を依頼しましょう。
看護師の悩みは転職で解決できる!
看護師の悩みは全て転職をすることで解決することができます。待遇改善は特に転職する方法が効果的です。転職に対して不安を感じる必要はありません。
以下の記事で看護師の転職ポイントについてご紹介していますのでご覧ください。
⇨ココに注意!5つの看護師転職ポイント