看護師が転職を考える理由一覧と履歴書・面接における効果的な伝え方

転職したい看護師 転職の準備

看護師として働いていると「転職したいな」と感じる瞬間はありますよね。看護師はどのような理由で転職を決意するのでしょうか。ここでは看護師の主な転職理由と履歴書・面接における転職理由の伝え方についてお話します。

看護師の主な転職理由とは

看護師の転職理由を挙げられるだけ挙げてみました。

転職理由その1 給与への不満

どの職種にも言えることですが、給与への不満から転職を決意する人は非常に多いです。看護師の転職理由の中でももっとも多い理由が給与に関することです。働いている以上は自分の給与が適正なのかを常に考えてしまうのは当然ですよね。業務量の割に給与が低い、同僚と比べて劣るなど細かい理由はさまざまですが、いずれにしろ多くの人が自分の給与に関して不満を感じているようです。

転職理由その2 残業・休日について

看護師は他職種と比べると不規則な勤務時間になりがちなので、残業や休日出勤が多くなります。その程度は覚悟の上で看護師になっていると思いますが、手当が出ないとなると話は別ですよね。残業手当や休日出勤手当がないと働くことを苦痛に感じてしまいます。勤務時間が多いと疲労もたまり身体的負担も大きいです。
また、残業や休日についてはプライベートの時間確保に関わってくる問題ですので、耐えられなくなり転職に至るケースも多いです。

転職理由その3 人間関係の悩み

看護師は人間関係の悩みを抱えている人が多いです。女性比率が高い職場であるため、派閥やグループがあったり、いじめがあったりと人間関係のトラブルが起こりやすい傾向があります。人間関係の悩みは大きなストレスになるため、仕事上でのミスを誘発するおそれもあります。そのような状態でずっと働き続けるのはしんどいですよね。人間関係のような1度壊れると修復が難しいものはリセットしてしまうことがもっとも簡単な対処法であるため、転職を決意するという人が多いです。
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転職理由その4 やりがいを感じなくなった

仕事に対してやりがいを求める人は非常に多いです。しかし、自分のやりたい仕事だけをできている看護師は少なく、妥協しなければいけない部分も当然あります。看護師を目指していたときに思い描いていた患者ときちんと向き合うような業務が出来ず、やりがいを求めて転職する人が多いです。

転職理由その5 スキルアップ・キャリアアップ

よりレベルの高い現場でスキルアップしたい、他の分野を学んでキャリアアップしたいなど自身のスキルやキャリアを見直して転職をする看護師もいます。こういったスキルアップ・キャリアアップは個人では限界があり、職場で働きながら行っていくというスタイルが多いので、転職理由としてもよく挙がります。

転職理由その6 勤務形態・雇用形態の変更

夜勤から日勤への変更、常勤から非常勤への変更など勤務形態・雇用形態の変更は同職場で難しいことが多々あります。その場合は職場ごと変えなければならないため、転職を余儀なくされます。

転職理由その7 勤務地の変更

看護師は女性比率が高いため、夫の地方転勤や引っ越しなどで勤務地自体を変えなければならなくなるケースも多いです。勤務形態・雇用形態の変更と同様に同しようもない理由の転職です。

看護師の転職理由を年代別に紹介!

看護師は年代によって転職理由が異なります。先程ご紹介した理由の中から、多い転職理由を年代別に紹介します。

20代看護師

20代の転職理由として多いのは「人間関係の悩み」です。仕事や給与に関してはまだ確立されておらず不満はあっても転職には至りません。しかし、若い年代ほど人間関係のトラブルが起こりやすいため、20代の看護師は人間関係をリセットするために転職する人が多いです。

30代保育士

30代の転職理由として多いのは「給与への不満」です。キャリアアップに意欲が出てくる年代なので、給与への不満も大きくなってきます。年齢を重ねるに連れて転職は難しくなりますから、ラストチャンスだと考える人も多いようです。

40代保育士

40代の転職理由は「給与への不満」「人間関係の悩み」が同程度です。管理職になる人が多いので給与の面、部下との関係性などで給与と人間関係に関する転職理由が多くなります。

履歴書・面接でマイナスにならない転職理由の伝え方

転職理由の伝え方次第では相手にとってマイナスに捉えられてしまいます。どのように伝えれば良いのでしょうか。

ポジティブ・やむを得ない理由の場合はそのままでOK

「スキルアップ・キャリアアップ」のようにポジティブな理由、または「勤務地の変更」のようにやむを得ない理由の場合は難しく考えずにそのまま伝えましょう。その他の理由でもマイナスに捉えられる可能性がなければそのまま伝えてしまって構いません。

ネガティブな理由の場合は改善に動いたことを伝える

基本的に職場への不満はネガティブな理由として捉えられます。どんなに労働環境が悪かったとしても、採用する側から見ると「我慢強さが足りない人だ」と思われてしまうおそれがあります。嘘の転職理由を伝えるのも1つの方法ですが、面接のようなとっさの対応で矛盾が生じる可能性もあるのでおすすめはできません。
そこでネガティブな理由の場合は改善に動いたことを伝えましょう。給与のことであれば、上司にかけあった、資格を取得したなど改善に向けた取り組みを伝えてください。自身の行動力をアピールするとともに、やむを得ない事情であることを伝えられます。

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