転職活動を行う際、選考でどのような項目がマイナス評価に繋がるのかがわかれば、履歴書や面接で自信を持ってご自身をアピールすることができますよね。これまでの転職回数も選考では重要な判断基準になるのです。今回は、ナースの過去の転職回数は選考にどのように影響するのかをご紹介します。
年齢によって転職回数のボーダーは異なる
年齢が異なれば転職回数の判断基準も異なります。以下では20代、30代で転職回数がどのように選考に影響するのかをご紹介します。
20代ナースの場合、3回目の転職がボーダー
20代ナースの場合、1回~2回の転職であれば説明できれば特に問題ありません。たとえ1年未満で転職を行っていたとしても、20代であれば寛容に対応してくれる病院が多いです。しかし3回目からの転職は、面接官から深く追及されることもあります。選考で聞かれても答えられるように事前に準備しておきましょう。
30代ナースの場合、4回目の転職がボーダー
30代ナースの場合、病院側は20代以上に転職回数に寛容になります。3回以内の転職は特に問題ありませんが、4回以上になると直近の勤務先の勤続年数が重視されることもあります。1か所の勤続年数は3年以上が目安とされています。勤続年数が歳を重ねるごとに短くなっている場合は転職癖がついてしまっているとも見なされかねません。
病院に転職するか企業に転職するかによって異なる
上記はナースの方が病院から病院へ転職する場合を例にお話ししましたが、ナースから他業界など、病院以外の転職先を希望する場合はより転職回数や年数が影響します。企業の場合転職回数は、20代は1回目まで、30代は2回までがボーダーでしょう。3回、4回も転職を行っていると、書類選考の時点で落とされてしまいがちなので注意が必要です。
ナースが企業へ転職するための秘訣はこちらの記事で詳しくご紹介しています。
⇒ナースが一般企業へ転職するための方法
転職回数が多ければ多いほどカバーする説得力が必要
転職回数が多ければ多いほど、転職回数をカバーする説得力が試されます。
やむを得ない事情がある場合は正直に伝える
親御さんの介護や出産・育児のため、やむを得ず退職や転職回数が多くなってしまうこともあるでしょう。その場合は、転職回数をごまかさず正直に伝えましょう。産休に入れば当然退職する方もいます。育児がひと段落した後に、改めて転職を行う方も多いと思ますが、そのような場合の転職はマイナス評価として捉えれられないためご安心ください。最もマイナス評価として捉えられる転職理由は「人間関係などの個人的な理由」です。転居や家庭の事情などやむを得ず転職を行った場合は正直に伝えることを心がけましょう。
ナースとしてのキャリアや経験をアピールする
転職回数が多くても、ナースとしてのキャリアや経験をアピールできれば、回数をカバーすることができます。ナースと言っても仕事内容は全く異なります。前職でどのような役割で、どのような場面で仕事を行ってきたのかによって転職回数をカバーする「即戦力」として見なされます。むしろ転職を繰り返し、様々な場面に対応できると判断されることもあります。このように転職回数を武器にしてこれまでのナースとしてのキャリアや経験をアピールすれば、転職の選考でもプラスの評価を得ることができるのです。
転職回数をごまかすことはできない?!
転職回数を5回も6回も繰り返している場合、なんとなく後ろめたい気持ちもありますよね。そのような場合、職歴の勤続年数をごまかして転職回数を減らそうとする方もいますが、履歴書に虚偽の情報を記入することはもちろんいいことではありません。
それよりも大切なことは転職に至った理由を相手にもわかりやすく説明することです。
転職回数に不安を抱いている方はナース専用の転職サイトに登録しましょう
転職回数に不安を抱いている方は、転職活動そのものに自信が持てなくなってしまいます。自分を相手に売り込むのが転職活動。自分に自信が持てない転職活動はなかなかうまく進みません。そのような方におすすめしたいのが、ナース専用の転職サイトに登録することです。なぜナース専用の転職サイトに登録すると、転職活動で自分に自信を持つことができるのでしょうか?
転職コンサルタントのサポートを受けることができる
転職サイトに登録すると、転職コンサルタントのサポートを受けることができます。転職コンサルタントとは、これまでに何十人、何百人ものナースの転職活動を支えてきた転職のプロです。「ハローワークでも良いのでは?」と考える方もいるかと思いますが、ハローワークは転職のプロではありますが、ナースに特化しているわけではありません。病院と密にやり取りを行い、内部情報に精通している転職コンサルタントはあなたの転職活動を前面にサポートしてくれる心強い味方になること間違いありません。