将来に響く!?看護師の大卒と専門卒の違いを徹底解説!

看護師の履歴書 看護師コラム

看護師になるまでの道のりとしては大学か専門学校で資格を取得することが一般的となっています。

看護師の求人では学歴の違いによって給料に差が出てくることもあるので、どこで看護師の資格を取得するのかは将来にも大きく関わってくるポイントです。

他にも大卒と専門卒で異なる点がいくつもありますので、今回は看護師における大卒と専門卒の違いについて詳しく解説していきたいと思います。

大卒の看護師は専門卒の看護師よりも給料や就職活動で有利

看護師が大卒であるか専門卒であるかで雇用条件の待遇に違いが出ることは確かです。

最も代表的な例としては給料が挙げられるでしょう。病院の求人では大卒の看護師は専門卒の看護師よりも、給与額が高く設定されているのが一般的です。

専門卒の看護師よりも初任給の金額設定が高い

給与額がどれくらい違うのかは勤務する病院によって異なるものの、新卒の初任給では平均的に7,000円くらいの差が付いているとされています。

また中には新卒看護師が大卒か専門卒であるかで1万円~2万円もの差が出るところもあるようです。つまり初任給の給与は大卒の看護師の方が多くもらえるということになります。

法人や海外での求人応募など就職活動で大卒が有利に働きやすい

大卒の看護師である場合は就職でも有利に働く場合があります。

たとえば応募先が研究機関や法人である場合、応募してきた看護師の学歴をチェックされることがあるようです。

また海外の看護師求人では大卒であることが、必須となっている病院や職場が多いと言えます。

このよう大卒の看護師は求人における最低限の条件をクリアしやすいので、就職活動において専門卒の看護師より有利になりやすいという違いもあるのです。

在学中に看護師以外にも他の専門職の資格取得を目指せる

看護師の資格は大学または専門学校のどちらを卒業しても受験資格を得ることができます。

ただし保健師/助産師/専門看護師などを目指す場合、これらの資格を取得するための受験資格を得られる大学を選ぶ必要があります。

看護師として一本でやっていくなら専門学校で、看護師の資格を取得すれば良いのですが、大学の場合は他の専門職の受験資格も取得できるということです。

看護師だけでなく他の専門職にも潰しが効くので、就職範囲も自ずと広がると言えるでしょう。

特に今の時代は看護師の転職は売り手市場となっていますので、多くの転職業者や派遣業者で様々な求人が公開されています。

複数の資格を取得できる大学であれば、選択肢が広がりつつある転職時代の波にも乗りやすいでしょう。

専門卒の看護師は大卒の看護師よりも実務に強い傾向にある

こままで大卒の看護師は基本的に給料が多くもらえるし、就職活動でも専門卒の看護師より有利になると述べてきたので、大卒でなければほぼメリットが無いのかと思われるかもしれませんがそれは違います。

専門卒の看護師にも大卒の看護師には無い強みはありますのでご紹介しましょう。

大学よりも実務期間が長いので即戦力になれる!

大卒の看護師は専門卒の看護師よりも実務に弱いとよく言われます。もちろん全ての看護師に当てはまる評価では無いものの、大学と専門学校のカリキュラムの違いにより顕著に現れやすい特徴のようです。

専門学校の場合大学とは異なり3年制で学ぶ期間は1年少ないのですが、その分早く現場に入って慣れることができます。

また即戦力となれるように実務を想定したカリキュラムを組んでいるため、現場で必要とされるスキルを多く習得することができます。

一方で大学では看護については知識として学ぶ傾向となっており、専門学校生と比べて実務期間が少ないという特徴があります。

よって専門卒の看護師は大卒の看護師よりも、すぐに現場に慣れやすいというアドバンテージを持っているのです。

実務スキルが備わっている分、職場内に早く溶け込みやすい

医療の現場では学歴よりもいかに実務をこなせるかが問われます。いかに雇用条件で差が生まれようと、実務をこなす上では学歴の違いなど関係ありません。

であればいち早く実務スキルを習得することができる専門卒の方が、現場でも働きやすいと言えますがこれは職場での居場所を築くのにも大いに役立ちます。

同じ知識を持っていても現場でより仕事をこなすことができる人の方が重宝されるのは当然ですよね。

病院としても実務スキルが高い人が来てほしいですし、仕事をやっていくうちに学歴などの肩書にこだわることなどほとんど無くなります。

仕事ができればそれだけ周りの信頼や人望を集めることができるので、うまくやれば職場内での立場も安定しやすくなります。

大卒と専門卒の違いから自分がどのような看護師になりたいのかを考える

昔は今ほど看護学校の数は多くはなく看護師の資格を取ることが最優先事項でしたが、現在では看護師の働き方も多様化の傾向にあり、資格だけでなく将来像についても考える必要が出てきました。

看護師といっても活躍できる場は病院だけではありません。医療の現場で実務スキルを磨いていきたいのか、知識を活かしながら福祉分野の仕事をしていきたいのかなど、是非自分自身に問いかけてみてください。

特に大卒と専門卒にはこれだけの違いがあるので、今から看護師としての進路を考える場合は、後悔のない選択をするためにもいい加減な気持ちで選ばず、しっかりと将来を見据えた選択をすることをおすすめします。

大卒と専門卒の違いをしっかりと把握して、自分が進みたい方向性を明確にしておきましょう。

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